薬剤師のお薬紹介

調剤薬局で薬剤師をしているMです。

 

私は薬剤師ですので、お薬に関する情報も定期的に更新していきたいと思います。
調剤薬局で薬剤師をしていると、病院の医療用医薬品ばかり目にしますが、OTC市販薬のお薬の情報も大切ですよ〜。
皆さんが一番身近なのは、病院のお薬ではなくて、ドラッグストアで気軽に買えるお薬のIOTCですよね(^^♪

 

登録販売者の方も是非参考に読んで頂きたいと思います。

 

まずは、あまり知られていない身近なお薬の使い方について、紹介していきたいと思います。
出来れば、薬剤師の方々以外の多くの方に読んで頂きたいと思います。

 

バファリンのあっと驚く使い方

 

さて、みなさんよくご存じの、バファリン。
バファリン 薬剤師転職サイト

 

痛み止めの鎮痛薬として有名で、微熱が出たときに、歯が痛い時に、軽い頭痛がした場合など、用途は色々ですよね。
このバファリンですが、化学成分は「アセチルサリチル酸」という物質名が、効能の正体です。パッケージ右上に「アセチルサリチル酸配合」とありますね。

 

バファリンは、実は、使用する量によって、異なる効能を示すお薬だったのです。
(ちなみに、痛み止めの場合、一回2錠の服用です。)

 

ご存知でしたか?あまり知られていないバファリンの特性なんですよね。

 

バファリンって、痛み止めにしか使わないのが世間の常識ですよね。しかーし!
バファリンの知られざる効能には、血液サラサラ効果があります。

 

専門的に記述いたしますと、「血液中のドロドロ化を促進する「トロンボキサン」が絡まり合うのを阻害して、脳血栓や心筋梗塞の予防をする働きがあります。(専門用語はなるべく避けていきます(^^♪)

 

その昔、エコノミー症候群という言葉を耳にしたことがあると思います。結構古いかな・(笑) 

 

そのエコノミー症候群も、あらかじめ適切な量のバファリンを服用して、血栓予防することで、解消されるのです

 

中年以降の男性もしくは女性の方にお聞きいたします。

 

病院で、少量のバファリンを処方されたことのある方、いらしゃいませんか? 特に、中性脂肪値が高く高脂血症用のお薬を病院でもらっている方々、一緒にバファリンが1日1錠処方されていませんか?
このバファリンが1日1錠(100mg)という量になりますと、バファリンの「血液サラサラ効果」が発揮されるのです。

 

血流を良くするために、高脂血症用のお薬と一緒に処方されていることが、ほとんどです。

 

 

バファリンのあっと驚く使い方2

バファリン(アスピリン)↓の知られざる使い方、まだまだあります。
薬剤師のお薬情報 アスピリン
なんと、バファリン(アスピリン)には、1日1錠(100mg程度)でダイエット効果が期待されるのです。

 

え〜!マジですか?? 

 

はい、マジです! でも、ビックリですよね。

 

バファリン、つまりアスピリンを服用することで、一日の消費カロリー(基礎代謝+運動)が10%程度アップすることが報告されているんです。

 

このバファリン(アスピリン)に加えて、カフェイン(コーヒーで代用できます)を取ってみてください。さらに代謝はアップしますよ。

 

ちょっとマル秘情報なのですが、お茶の中には、カフェインに類似した、テオフィリンとテオブロミンが含有されており、カフェインとテオフィリンとテオブロミンを同時に摂取すると、カフェイン単体よりも、より効果的に作用することがしられています。

 

ですのでバファリン(アスピリ)をお茶で取ると、一番効果的ですね。この組み合わせで運動すると、さらに脂肪燃焼アップでスリムボディです

 

消費カロリーをアップさせたい場合は、大量ではなく、1日量でアスピリン300mg程度(バファリンなら1錠)を摂取してください。

 

バファリン・アスピリンもカフェインも空腹時では、胃に負担がかかりますので、食後に取ると安心ですね。

 

 

バファリンのあっと驚く使い方3

バファリンは一回2錠で解熱鎮痛効果がありますが、一回8錠になりますと、リュウマチに効果があります。しかしですね、リュウマチにはリュウマチに適応のあるステロイド剤、メトトレキサートなどが主として処方されているので、バファリン、カロナール、ボルタレン、ロキソニンなどの非ステロイド系の消炎鎮痛剤は、オプションであり、長期使用は避けた方が良いとされています。

 

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