風邪やインフルエンザに効く漢方薬
風邪やインフルエンザに効果のある漢方薬を紹介いたします。きっと、風邪に有効な漢方薬は、ご家庭でも一番活躍の場がありそうですね(^^♪
葛根湯
風邪の引きはじめにとても有効な漢方薬です。注目すべきは、風邪だけでなく、炎症を起こしている症状の初期にも有効なんです。
結膜炎、角膜炎、扁桃炎、鼻炎、中耳炎や妊婦さんの乳腺炎にも有効です。
葛根湯には、麻黄が含まれているので、痛みなどにも効果があります。
葛根湯に含まれている芍薬には、筋肉の緊張をほぐす効果があり、肩こりなどにも効果がありますよ。
小青竜湯
鼻水や鼻づまりなどの鼻かぜに有効です。特に熱が出ていないような鼻かぜには有効です。
アレルギー性の鼻炎にも使われますので、花粉症にも一定の効果があります。最近では、気管支喘息や気管支炎にも使われております。
麦門冬湯
ちょっと虚弱体質系の方に有効です。虚弱体質の方は風邪をひくと、乾いたような咳をすることがありますが、そんな時に有効なのが麦門冬湯です。
麦門冬湯は乾いた胃や肺に潤いを与えることで、咳を鎮める効果があるのです。
若くて元気な方よりは、体力の落ちた方やお年寄りが風邪をひいて、なかなか咳が止まらない、たんがのこってしまうような症状に有効ですよ。
柴胡桂枝湯
ほっそりとした方の長引いている風邪に有効です。
桂枝湯はもともと、風邪の初期によく使われる漢方なのですが、桂枝湯に「柴胡」を加えたのが”柴胡桂枝湯”で、こちらは長引いてしまってこじらせている風邪に有効です。
麻黄湯
体力のある人や元気な子供に有効な、葛根湯よりも強力な風邪のひきはじめに有効な漢方薬です。その名の通り、麻黄が含まれているので体を温めたり、痛みをとる力があります。
麻黄は体力のある人に使うのが適切な生薬です。38度後半の発熱にも効果がありますよ。
最近ではインフルエンザの高熱・頭痛・関節痛の症状を和らげる目的で対処療法的に使うこともあります。タミフルなどを合わせて処方されることもあります。
香蘇散
葛根湯のように、体を温めることで症状を緩和させる漢方薬です。どんな症状に効くか?といいますと、葛根湯と同じく風邪のひきはじめです。
葛根湯との違いは、香蘇散は、胃腸が弱っていたりお年寄りや妊婦にお勧めなんです。体が弱っている人向けの風邪のひきはじめに有効なんですよね。
漢方薬が合っているタイプ