美容に効果的なサプリメント2

美容に効果的なサプリメントですが、手に入りやすいサプリメントから、高価なサプリメントまでたくさんあります。
調剤薬局で働く薬剤師として、お勧めをご紹介いたします(^^♪

 

【L-システイン】

 

L-システインの美白のメカニズム

製薬会社から販売されていりゅ美容・美白サプリメントの主成分です。良く耳にしますよね。このL-システインは、体内にもともと存在するアミノ酸であり、皮膚や毛髪、爪など、体表面の細胞を作る原料になります。

 

肌の細胞が紫外線等から刺激を受けると、肌を紫外線から守るためにメラニン色素を出し、紫外線をシャットしようとします。

 

一方で、メラニンという物質がありますが、人間の加齢により細胞が衰えたり、受けた紫外線が強すぎたりすると、より多く生成されることになります。

 

余分に作られてしまったメラニンは、肌表面に蓄積していき、だんだん酸化し、金属が酸化すると黒ずんでくるように、メラニン色素も参加すると黒ずみます。

 

こうして、肌の上から見えるようになってしまった状態が、よく言われますいわゆる『シミやそばかす』なんです。

 

今回紹介いたします「L-システイン」は、メラニンの過剰生成を防ぐ作用があり、過剰に生成されるのを防ぐため、肌を守る働きを残しながら、蓄積を防ぎます。

 

このようなメカニズムで肌を美白へと導くのです。 それゆえに、女性の美白化粧品には、必ずと言ってよいほど、L-システインが配合されているのです。

 

システインは、シミそばかすの生成を抑える成分としてとても有名ですが、美白を目指す方は、「L-システイン」単体ではなく、合わせてビオチンも取ってください。「L-システイン」は、取りすぎると、白髪が目立つ副作用が報告されているのです。
しかしながら、ビオチンを摂取することで、その白髪副作用を抑えて、ビオチン自体が美肌をつくるビタミンとされています。

 

L-システインはニキビの炎症を抑える

美白に良いとされているL-システインですが、大人ニキビの炎症が原因でできた色素沈着にも効果的なのです。ポイントは、思春期のニキビではなく、大人のニキビに有効であるという点です。大人ニキビは同じところにできて、しかも一度できてしまうとすぐには消えません。私は、体調が悪くなると右まぶたの上にできやすいです。同じ方、いらっしゃいますか?けっこう厄介ですよね。見た目も悪いですし・・・

 

炎症が同じ場所で長期間起こすことになり、炎症の刺激から肌を守ろうとしてメラニンが過剰生成される原因になります。一時期、色が付いてしまい悩んだんですが、いつの間にか消えていました。
大人ニキビの跡がうっすらと赤黒くなるのは、この時のメラニン色素沈着が原因だったのです。

 

L-システインには、ニキビを予防する働きもあり、できてしまった吹き出物を除去する効果にも優れているので、ニキビによる色素沈着も防ぐ効果が期待できます。

 

L-システインで美白を目指す方、メラニン色素の分解を促すビタミンCも合わせて取るとより効果的に作用するので、ビタミンCやビオチンなどの他のサプリメントとの併用がお勧めですよ。

 

L-システインですが、解毒作用もすぐれていると言われています。
二日酔いの原因ですが、アルコールの代謝物のアルデヒドが体内に残っていることが原因だと言われております。
L-システインはこのアルデヒドの解毒を早める効果がありますので、つらい二日酔いから早く回復したい方は、お酒を飲んだ後にはL-システインを取ってみてはいかがでしょうか。

 

【オメガ3】

 

オメガ3脂肪酸とは、体内では合成できない体に必要な脂肪酸であり、食品から摂取する必要がある栄養素です。

 

不飽和脂肪酸にはオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸の3つがあります。

 

オメガ6脂肪酸はサラダ油、コーン油、ごま油など日常的によく使われる油に多く含まれ、普通に食事をしている限り不足することはなく、むしろ摂り過ぎになっていることもあります。

 

はっきり申しますと、日常の料理に頻繁につかわれるサラダ油等は、体には良くありません・・・・

 

一方、オメガ9はオリーブオイルやアーモンドなどに含まれるオレイン酸などがあり、動脈硬化予防や便通を良くする効果が期待できるのです。

 

その他、美肌効果、認知症予防、血液サラサラ効果、中性脂肪減少、抗炎症効果や抗アレルギー効果もあるのです。

 

ではオメガ3脂肪酸とはどんな食材に入っており、どんな効果が期待できるのでしょうか???

 

オメガ3ですが、魚の良い油の成分であり、最近ですと『サバ缶』がかなり流行しましたが、さばにはたくさんオメガ3の脂肪酸がふくまれています。

 

青魚や、一時期流行した「えごま油」や「しそ油」にも豊富に含まれています。

 

青魚では、マグロ、ブリ、サバ、サンマ、うなぎ、イワシ、ニジマス、鮭、アジとなります。脂が乗っている魚のほうがDHA・EPAが多いです。

 

1日の摂取目安量を摂るにはイワシなら2尾だそうです。(結構たいへんですよね・・)

 

オメガ3脂肪酸は油に含まれる成分なので焼き魚にすると油が落ちて減ってしまいます。そのため、DHA・EPAを摂る目的なら汁も食べられるような調理法が推奨されます。

 

煮魚にする時は煮汁も食べられるように薄味にするのがお勧めです。また、加熱に弱い油なので刺し身が最も効率的に摂れる食べ方ですよ。

 

魚アレルギーの人はオメガ3脂肪酸を摂れないのでしょうか???

 

実は・・・・青魚を食べると蕁麻疹が出る人は魚に含まれるたんぱく質成分がアレルゲンとなってアレルギー反応を起こしていると思われます。
油にはアレルゲンがないので、魚の油だけを抽出したサプリメントなら問題なく飲めると言われています。もしくは、動物性ではなく、植物性のオメガ3脂肪酸を摂取しましょう。

 

オメガ3の美肌効果

オメガ3の美肌効果にはいくつかの側面があります。抗炎症作用は身体の中だけではなく、お肌にも作用して、ニキビや肌荒れなどの肌ダメージを改善してくれるそうです。

 

血流を促進する作用は肌に栄養と酸素がしっかり送られることになり、くすみの解消につながります。オメガ3は肌の代謝アップにも貢献します。

 

ターンオーバーが促進されれば新しい肌への生まれ変わりがうまくいきます。シミにも効果があると言われていますよ。

 

続く⇒ダイエットに効果のあるサプリメント