美容に効果的なサプリメント
美容に効果的なサプリメントですが、手に入りやすいサプリメントから、高価なサプリメントまでたくさんあります。
調剤薬局で働く薬剤師として、ビタミンCは、皮膚科で処方してもらった方がはるかに経済的かつ効果的ですよ〜??
【ビタミンC】
ビタミンCは、別名「アスコルビン酸」とも呼ばれています。私たち人間は、このアスコルビン酸を体内で作り出すことができないため、食事などによって外部から摂取する必要があるのだということです。
ちなみに、猫ちゃんは体内でビタミンCを作り出すことができるのです。
ビタミンCには、強い抗酸化作用 (たんぱく質や脂質、細胞などが、酸素によって酸化されるのを防ぐ作用)があり、体内の活性酸素を抑えて細胞の老化を予防する効果があります。
そのため、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞などの心臓・血管系の病気の予防に効果が期待されるということです。
ビタミンCですが、今やたくさんサプリメントが出ており気軽に摂取することが出来ますが、一度に体内に吸収できる量は100r程度と言われています。ですので、ビタミンCのサプリメントは、2〜3時間おきに、こまめに摂取していきましょう。
海外のサプリメントは一粒が大きく1000r配合!!って書いてありますが、吸収しきれませんので・・・
またビタミンCには、同じように強い抗酸化作用のある「ビタミンE」を再生する働きもあるということで、
一緒に摂取することで相乗効果が高まることを期待できるそうです。
ビタミンCは、単独で取らずに、同様に抗酸化作用のあるビタミンE、ビオチン、リコピンなどと一緒に取るのがよさそうですね。
身体によいとされるビタミンCですが、その美容効果大いに期待されています。
ビタミンCには、皮膚が紫外線などによって刺激を受けて、シミやそばかすを作る「メラニン」という黒い色素の元である、「チロシナーゼ」という酵素の働きを阻害する作用が知られています。
さらに、ビタミンCはコラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素でもあり、肌のシワを防ぐ効果もあり、さらに傷や、やけどなどを治す働きもしているということです。
ビタミンCは、中からと外からと両方で取り入れたいビタミンなのです。
皆さんの中に、風邪をひきやすい人はいらっしゃいますか???
そのような方は、一般に血中のビタミンCの濃度が低いといわれています。ビタミンCは、体内に侵入したウィルスに対し攻撃する白血球の働きを活発にして、共同して体内に侵入したウイルスと戦いながら、人間の免疫力を高めます。
そして、肝臓で酵素を活性化することによって、薬や異物解毒作用を高める働きもするそうです。
また、コラーゲンの生成に欠かせない栄養素ですので、細胞をしっかりと固め、ウイルスの侵入を防ぐ働きをするということです。
ビタミンCは、「インターフェロン」という抗ウィルス作用のある物質の生成を体内で促進させると言われています。インターフェロンは抗生物質が効かないほどのウィルスを破壊する効力があるということで、B型やC型のウイルス性肝炎の治療に期待されているそうです。
最近では高濃度ビタミンC点滴など、最近流行していますが、色々な効果を示すビタミンCを血管に入れたら、体内で高濃度のビタミンCを維持して、すごい効果が発揮できそうですね。
毎日、ちょっとずつビタミンCをとって健康を維持していきましょう。
【ビタミンE】
ビタミンEは、ずばり若返りのビタミンと言えるでしょう。
ビタミンEには、細胞にダメージを与え老化を促進させる活性酸素を無毒化したり、血管を丈夫にしたり、血液の流れを良くしたりと、私たちのカラダにとってうれしい効果が期待できます。
詳しく述べてみますと、ビタミンEには以下の3つの作用があると言われています。
1.活性酸素除去
2.血栓防止作用
3.不妊予防・更年期障害の症状緩和
ビタミンEは強い抗酸化パワーを持ち、その作用により活性酸素を無毒化していますが、その強い抗酸化作用により、老化防止効果が期待できるというわけなのです。
また、抗酸化作用で血液中の悪玉コレステロールの酸化を抑制し、血栓を生成させにくく作用します。
そして、不妊予防・更年期障害の症状緩和作用があると言われており、ホルモンの生成や分泌にかかわり、女性ホルモンの代謝をサポートします。
ところで、ビタミンEはどれぐらい摂取した方が良いのでしょうか??
一般に推奨されているビタミンEの目安量は、成人であれば男女でそれぞれ6.5mg、6.0mg程度と言われています。摂取量の上限ですが、男性で800r、女性で650rが摂取の上限とされています。
普通の食事をしていれば不足する事はあまりないと思いますが、過剰にとった場合、骨粗鬆症になる可能性があると言われております。現代ではサプリメントが手軽に手に入る時代ですので、過剰量にならないように上手にサプリメントを取りたいところだと思います。
ビタミンEが不足ぎみになると、血行障害により、肩こり・冷え性になりやすくなったり、ホルモン分泌障害が起こることがありますので、ビタミンE含む食品であるアーモンド、アボガド、ゴマ(油含む)、カボチャ、ウナギなどを食べつつ、サプリメントを併用してみてはいかがでしょうか?
ビタミンEの強い抗酸化作用は、ビタミンCやリコピンどの抗酸化作用のある栄養素と一緒にとるとさらに効果的に働くと言われています。ビタミンのサプリメントは単体ではなく、セットで取りましょう〜。
ビタミン類の栄養素は、単体で摂取しても、ほとんどが排せつされてしまいます。ほかのビタミンとセットで少量ずつとりましょう!その方が、ビタミン類がお互いに作用して、効果を発揮しやすくなります。