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不眠に効果のある漢方薬

なかなか寝付けないけど、睡眠薬を使うほどなのか?睡眠薬は依存性があるから、できれば避けたい。そんな方の強い味方がこちらの漢方薬。

 

抑肝散(よくかんさん)

怒りの気持ち・イライラを鎮める効果があります。
漢方の世界では、肝(かん)とは怒りエネルギーの感情を示し、「抑肝(よくかん)」とは、怒りのエネルギーを鎮めるという意味があります。

 

ワンポイントアドバイス:赤ちゃんの夜泣きにも効果があると言われていますが、赤ちゃんが漢方薬なんて、「飲むわきゃない」ので、むしろママさんが服用した方が効果的だと思います。

私にも赤やんがいるからよくわかるのですが、赤ちゃんの泣き声って「人間には、イライラするように聞こえる周波数」なんです。だから、赤ちゃんの泣き声を、心地よく聞ける人間様は、いないはずなんです。そんな時、抑肝散を服用すると、安心できますね。
ママやパパのイライラって、赤ちゃんに伝わって、赤ちゃんもより泣いてしまうのですよね。

 

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

のどの症状に効果があります。人間は、精神的に不安定になると、のどに違和感を感じることがあるのです。不安が募ることで、のどがせまくなったような、息苦しさを感じたりすることがあるのです。そのほか、不安でイライラすると胃が痛くなったりします。
これを神経性胃炎といいますが、半夏厚朴湯は、精神的な不安からくるのどや胃炎を鎮めてくれる効果がありますよ。

 

苓桂朮甘湯(りょういえいじゅつかんとう)

めまいを和らげる効果があります。立ちくらみ、のぼせ、動機、息切れなどにも効果があります。精神的に不安定であったり、イライラしているときに、感情を安定させる効果もありますよ。
この漢方薬には、4つの生薬が含まれています。中でも甘草と桂皮は聞いたことがある生薬だと思います。桂皮は、体を温める作用があり、あたら目ることで頭痛を和らげる効果があります。甘草や、桂皮の作用をサポートします。そのほか、2種類の生薬【茯苓(ぶくりょう)と蒼朮(そうじゅつ)】が配合されており、4種のバランスにより、めまいを和らげてくれます。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

不眠や悪夢(あくむ)に効果があります。結構レアな漢方薬だと思います。その配合生薬は、象や鹿の骨が化石化した竜骨(りゅうこと)と言われるものです。気持ちが高ぶって眠れない人や、いざ眠っても怖い夢を見たりすることが多い人には、効果があります。
精神的に不安定になると、不眠・悪夢以外に、めまいや動機も起こります。ストレスで高血圧や円形脱毛症になったりすくこともあります。そんな時は、柴胡加竜骨牡蛎湯が活躍してくれます。