薬剤師おすすめ!睡眠をサポートするサプリメント
睡眠をサポートするサプリメントですが、結構効果があるものがありますので、紹介致します。サプリメントと言っても、海外ではサプリメントでも、日本では医薬品扱いになるものもございます。
調剤薬局で働く薬剤師として、そういった点は注意して説明したいと思います。
【メラトニン】
メラトニンって聞いたことございますか? 米国では寝る前30分にメラトニンをのみ、服用後30分ぐらいで眠くなってきます。米国や欧州ではサプリメントとして、ドラッグストアで購入できます。マルチビタミンみたいな感じで売られています。
ちなみに、メラトニンは日本はサプリメント扱いしておりません。使用する際は、ネットで購入しましょう!
メラトニンの使い方
メラトニンは、人間の脳内で自然に分泌される成分で、自然な眠りを誘うか効果があり、「睡眠ホルモン」と呼ばれています。
それゆえ、自然な睡眠で熟睡するためには、メラトニンの分泌を促すことがとても重要です。
朝起きてから、日光を浴びて14〜16時間ほどたつと、脳の松果体という部分からメラトニンが分泌されて、夜に眠気を促し、熟睡につながることになります。
メラトニンは、眠りを誘うほかに、抗酸化作用・細胞の新陳代謝・抗がん作用などさまざまな作用をもつといわれ、重大な副作用も報告されていないことから、このところ注目を浴びているサプリメントの一つなのです。
このメラトニンですが、夜寝つきが悪くなったり、朝の目覚めがわるくなったりする原因になります。また、メラトニンはもともとセロトニンという脳内物質から作られますが、メラトニンが不足しているということは、原料であるセロトニンも不足がちになっていることが多いといわれています。
セロトニンは、精神を安定させる作用を持っていますので、不足することで、精神のバランスが悪くなってしまうと言われています。
メラトニンの不足に対しては、メラトニンを直接摂取することも有益ですが、日本では医薬品扱いであるため、少々入手困難・・・
そこで・・・・
海外ではサプリメント扱いでありますので、適切な使用量であれば、輸入も可能なので、トライしては、いかかがでしょうか。
現在は規制がかかっており、通販で購入する際は1回の注文につき1個までと個数制限があるようです。
抗酸化作用や細胞の新陳代謝作用から、アンチエイジングのマスターホルモンとしての人気があり、海外旅行のお土産などに、とても喜ばれます。
商品の規格は、3mg、5mgの錠剤から販売されていますが、日本人の体質や体格を考慮して、1.5mgの半錠にして使いつづけるとよいかもしれません。
快眠のためのメラトニンの適切量は、人により差がありますので、少ない分量からためし、2週間程度継続して服用するとよいと思います。
メラトニンによって、自然な睡眠を促すことで成長ホルモン分泌を促進させれば、アンチエイジング・美肌効果に加えて、脂肪燃焼・ダイエット効果、筋トレ後の筋肉の成長も大いに期待できます。素晴らしい。
サプリメントに抵抗のあるという方・・・
セロトニンが不足しがちになると体内のメラトニンの合成に影響がでますが、セロトニンはトリプトファンというアミノ酸が原料となり、体内で生産されています。このトリプトファンをしっかり摂取することで、まずはセロトニン不足を補ってみてはいかがでしょうか?
トリプトファンは私たちが口にする動物性のタンパク質であるお肉や魚類含まれており、同時にビタミンB6を合わせて摂取すると、トリプトファンの産生がスムーズになります。毎日の食事に動物性のタンパク質をお忘れなく。